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右腕の痺れと麻痺(症例2)

kizuchironana

更新日:2023年5月24日




症例・分析:

60歳 男性

右腕のしびれと麻痺

1年前から右腕に痺れが出現し、この3ヶ月前から腕に力が入らなくなる。

通勤・移動は車の運転が多く、運転中にはより腕に鈍痛を感じていた。

脳の障害なのか心配になり脳神経外科に来院する。

レントゲン撮影すると、頚椎に過剰な後弯(ストレートネックより強い逆カーブ)が見受けられた。

握力:左44kg、右24kg 極端に右握力に弱化が見られた。

筋力テスト:右上腕二頭筋 3.5  右三角筋 3


施術:

頚椎のアライメントを整える目的で、頚椎1番の右側方への動揺性を取り除く矯正の他、頚椎4〜5番の後方変位矯正と上部胸椎から頚椎下部後弯の後方から前方への関節可動性を付けるための矯正を行う。また、胸鎖乳突筋の拘縮をリリースする。


セルフケア:

車の運転が多いので、胸を開くエクササイズや一日30分以上歩くように指導する。

今までのまくらは、オーダーメイドまくらを使っていたので、頚椎逆カーブに合ったまくらなため、頚椎後弯に対しての効果はなく、ストレートネックを少しずつ軽減するために博士まくらを使用してもらう。


予後:

施術は月に1回を6ヶ月行う。痺れや鈍痛は消失する。また徐々に麻痺していた右腕筋力は戻り、握力は右も40kg以上になる。各筋力テストも4.5に回復する。

施術後から博士まくらを使ってもらっているが、現在は手放せなくなる。時々出張でホテルの高いまくらに寝ると辛うなり、タオルを使って低い枕にしたくなるようである。


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